理事長所信


理事長所信

笑顔

~仲間と共に、最高の時間を~

一般社団法人 近江八幡青年会議所
第56代理事長 佐野 智哉

 

はじめに

1967年に近江八幡青年会議所が誕生し、昨年創立55周年を迎えることができました。これもひとえに行政・関係諸団体・地域の皆様から御支援をいただいた賜物であります。私たちは、その長い歴史の中で時代の変化に合わせて様々な運動を行って参りました。私たちが今もなお存在し続けるのは、先輩諸兄より脈々と受け継がれてきたまちを想う志から運動を起こし、多くの人びとを笑顔にしてきたからです。
昨今、世界中を震撼させた新型コロナウイルスがパンデミックを引き起こし、社会的、経済的に私たちの生活に今もなお甚大な影響を与えています。私たちの運動にも大きな影響を受け、これまで自然にできると思っていた運動や活動が一転、様々な制約の中、縮小や自粛を余儀なくされました。そのような状況においても、まちづくりを担う団体として歩みを止めることなく、力強く一歩を踏み出すためには、先輩諸兄から連綿と受け継がれてきたまちへの想いを礎とし、あらゆる状況でも私たちが進むべき姿をしっかりと見出し、運動を展開していかなければなりません。そして、私たちが笑顔溢れるまちを創造するために率先して行動を起こし、この先の未来にどんな困難があろうとも私たちは前進を続け、このまちに住まうすべての人びとと手を取り合い、みんなを笑顔にすることこそが、青年会議所の使命だと私は考えます。明るい未来を描いていけるよう、今何ができるか、何をすべきか、そして私たちだからこそできることを考え行動し、汗をかき、地域に必要とされる青年会議所を目指して2022年度の活動を進めて参ります。

 

笑顔届ける広報づくり

近年、インターネットやスマートフォンの普及により情報発信手段が多様化し、ホームページやSNSを用いた情報発信は、有効な情報伝達の一つであります。また、情報の受け手側が自分にとって価値ある情報を見極め、選択できる時代となっています。単に発信することが大切なのではなく、地域にとって必要とされ、心に響く情報発信が必要です。これからは、このまちの人びとに「伝える」から「心を動かす」といった情報発信の姿に変えていかなければなりません。まずは、私たちが発信する情報をまちの人びとと結びつけるために、時代のニーズにあわせた最適な広報手法を選択し、効果的な内外への広報活動を展開していきます。そして発信した情報を受け手に選ばれやすいものとするために、その情報を発信する主体である私たちの認知度を向上させ、情報の価値を高めていかなければなりません。私たちの存在感や魅力がさらに高まる広報を行い、地域における魅力ある団体として認識されるよう私たちの想いを届ける情報発信を行います。また、昨今インターネットを活用したソーシャルメディアが多く生まれています。メディアはあくまでツールであり、そのツールにより結びつけるのが人と人です。人と人とのコミュニケーションは、優しい心遣い、そこに込めた想いや笑顔が欠かせません。そういった価値観を大切にしながら、効果的な方法を選択し私たちのメッセージを伝えていきます。そのために組織全体で、効果的な広報活動を推進し、人と人の繋がりから生まれる情報発信を的確に行って参ります。

 

笑顔と活気溢れるまちづくり

笑顔と活気溢れるまちには、人が集います。私たちが住まうまちは、歴史・景観・文化、このまちで活躍している人や活発な活動を行う団体など、様々な魅力に溢れています。のような魅力をより深く知識として蓄えることが出来れば、まちを誇りに想う気持ちに繋がり、誇りに想う気持ちが芽生えれば自身の住まうまちを好きになり、まちを好きになれば、まちのために人は積極的に行動します。そして、まちのために積極的に行動すれば、そこに笑顔と活気が満ち溢れ、自ずと人が集い、まちを良くしようという人は増えます。昨今のコロナ禍において、行政・各団体・地域のコミュニティとの協働のまちづくりが行いにくくなっている状況にあります。しかし、こんな状況の今だからこそ、私たちが新たなまちづくりをデザインすることが必要であります。まず、地域に広く目を向け、現況を多角的な視点から分析し、「自分たちで今何をするべきか」「何が出来るのか」を考えることで、今だからこそ出来るまちづくりが見えてくると考えます。そして私たちの運動をより効果的に推し進めるためには、行政や同じ地域で活動する様々な団体との連携が大切であると考えます。時代の変化と共に、地域社会が要求するものは多様化しており、まちに住んでいる同志と今以上の協力体制を築き、まちづくりに努めなければなりません。私たちが、今まで培ってきた、行政や各団体とのネットワークを存分に活かしながら、連携・協働を行い、新しい発想から新しい手法を生み出し地域の人びとを巻き込み、このまちに活気と笑顔で溢れるインパクトを与えることで、人びとの笑顔が多く溢れるまちを創造できると確信しています。

 

笑顔が溢れる人財の育成

「ひとづくりはまちづくり」と言われるように、人は未来のまちを創造する役割を担っています。そして、そのような地域社会を牽引する人材の育成は私たち青年会議所の使命です。人財育成に取り組む中で、行動力や人を巻き込む能力が求められると私は考えます。「これがしたい」「こういうことが出来ればいいな」と想いがあっても考えているだけでは前に進みません。そこで行動に移せる人が一人いれば、小さな波紋が生まれ、行動力のある人財の周りに、人を巻き込んでいく力を持つ人財が加われば波紋が重なり合い、地域社会を変革する大きな波になります。地域社会におきた大きな波の中で笑顔が生まれ、笑顔が笑顔を呼び、このまちに笑顔を溢れさせる人財育成を目指します。
また、近年子供たちの取り巻く環境は変化してきており、様々な知識や情報を簡単に得ることができる反面、人と人との繋がりが減少し、心の豊かさが薄れつつあるのではないかと感じます。子供たちの笑顔は地域にとって財産であります。その笑顔を絶やさないよう明るい豊かな社会を構築することが私たちの担いです。未来のまちを笑顔にできる次世代の子供たちが、学校以外の場において地域の人びとと触れ合い、多様な価値観に触れる機会を提供することが大切と考えます。人と人との繋がりの大切さを学び、そこで得られる経験を子供のときに体感することで、豊かな心が育まれ、このまちをさらに笑顔と活気溢れるまちへ導いてくれる大人へと成長いたします。

 

笑顔が溢れる仲間づくり

会員の減少は、私たちだけではなく青年会議所全体として抱える重要な課題です。近年、会員数は減少の一途をたどり、地域にもたらす影響力の低下は否めなく、私たちが行う運動を大きく広げることにブレーキをかけてしまいます。新入会員の拡大に会員で取り組むことは必須課題であり、私たちの運動を支える重要な活動だと考えます。このまちの未来を切り拓いていく私たちにとって、充分な成長の機会を提供できる組織に変えていく必要があります。まずは、何故会員が少ないのかに着目し、会員の拡大に力を入れ、より多様性ある組織になることで、新たな価値観が生まれ、より地域から必要とされる組織となります。拡大においてメンバー全員で拡大活動をすることは必須であります。拡大をするメンバーが青年会議所運動・活動に魅力を感じていなければ仲間を増やしたいとは考えることはなく、自信をもって活動することはできません。今一度、拡大の重要性と責任を自覚して、青年会議所の意義と役割、そこで得られる人としての成長について広く知ることが重要です。そして、誠意をもってその想いや青年会議所の楽しさを伝えることで、人の心が動き賛同者が増え拡大の成功に繋がります。また拡大活動を通じ、同世代には共に活動したい、先輩諸兄には地域企業の後継者を預けたいと言っていただけるよう、積極的にアプローチを図れば、私たちの想いを知っていただくことができます。またメンバーだけでなく、先輩諸兄の皆様との交流の機会を設け、拡大の輪を拡げます。私たちが一丸となり、圧倒的な行動量で拡大活動を推し進めることで拡大を成功させ、会員数を増やし持続的な発展をして参ります。

 

結びに

2013年、私は青年会議所の仲間となり、これまでの活動を通して、ひとりでは成し得ることのないかけがえのない経験を重ねることができました。新たな視点や経験・仲間どれも青年会議所に入会しなければ得られなかったものばかりです。同世代の仲間と共に想いをぶつけ、同じ志を共有し、力を合わせて苦難を乗り越えていくことの大切さは、本気で臨んだからこそ楽しさが生まれ、友情を越えて絆を生みだします。
青年会議所は、自分を変える修練や挑戦する機会を数多く与えてくれます。修練を乗り越えた達成感は楽しみに変わり、その楽しみは自分を大きく成長させます。楽しみの中には、真剣に取り組むからこそ感じる楽しみだけでなく、仲間と共に一つのことに取り組む楽しさもあります。それは一人では成し得ることのできない困難や、苦しいことを励ましあいながら取り組むことで得る楽しさであります。これら二つの楽しみが重なり合うことで、シナジー効果を発揮し自身の飛躍的な成長へと繋がります。まちのさらなる発展を目指し活動している私たちは、何事にも挑戦し、想いを伝え、目的に向かって真っ直ぐに楽しみながら取り組みましょう。何事にも挑戦し、遠回りに見える道こそが自分を成長させる一番の近道なのです。笑顔と活気溢れる未来のためにメンバー一丸となって取り組み、自身の成長を実感でき最高の仲間と共に最高の一年間となるよう笑顔で未来を創って参ります。