理事長所信


理事長所信

原 点

【初心を貫き、すべては明るい未来のために】

一般社団法人 近江八幡青年会議所
第52代理事長 小川 芳克

 

【はじめに】

1967年6月、「明るい豊かな社会の実現」を理念に掲げ、この地域に近江八幡青年会議所が、愛する我々のまちの未来を切り拓くという高い志を抱き創立しました。以来、自身が住まうまちの未来を思い、まちづくり、ひとづくりを使命とし地域に根差した運動を、近江八幡青年会議所は展開してまいりました。この地域において運動展開を続けられたことは先人が紡いでこられた功績や、関係諸団体、市民の皆様方のご支援ご協力をいただいたおかげだと改めて感じ、深く感謝申し上げます。先輩諸兄が築きあげてこられた伝統ある組織に身を置く一員として、自分たちが青年会議所活動に参画し地域の未来を思いやり、「愛する我々のまちの未来を切り拓く」という志は、近江八幡青年会議所が誇る不変の原点です。会員一人ひとりが自己を磨き、そして今年度はさらに地域に根差した唯一無二の団体を目指し運動展開いたします。

近年、我々の住まうまちにも問題は山積し、率先垂範が出来る人財不足による地域のつながりの希薄化、少子高齢化による地域コミュニティーの担い手不足や単独世帯の増加に伴う地域の支えあう機能の低下、高度情報化社会に伴う人と人とが向き合う力の低下は、地域全体の課題となっています。我々は問題と向き合い、出来ることを精一杯に考え、率先して行動を起こすリーダーとなる必要があります。

私には、「義利合一」という考えが根幹にあり、幼少期より「自分に厳しく、人に優しく。世のため、人のためは自分のため」と母親に教わってまいりました。この言葉は私にとっての原点であり、この言葉の本質を思い出させてくれた近江八幡青年会議所という学び舎は、自身の住まうまちを思いやるという意識に拍車をかけてくれました。

初心に帰り、未来のまちを思いやる気持ちで運動展開することが、「明るい豊かな社会の実現」となり、市民と共にそのようなまちを創っていくことが地域に対する恩返しになります。その思いを仲間と力をあわせ、地域に波及させていくことが、さらに大きな推進力となり地域の発展に寄与すると確信しています。

「JCがある時代」から「JCもある時代」と耳にすることもあります。我々が地域から求められていること、そして我々だからできることを見出し、多くの同志と運動展開することで「JCだからこそできる時代」へと変革し、未来を切り拓きます。

 

広報委員会

これまで我々は、様々な手法を用いて事業や例会についての広報を中心に地域に発信してまいりました。しかし、地域の人々に我々の情報や運動が浸透しきれているとは言い難い状況です。「どうすれば我々の運動がもっと効果的に伝わり、存在が広く伝播し市民とつながっていけるのか」を考えた時に、だれを対象に発信したいのかを明確にとらえ、市民の目線に立ったうえでの広報について考え実践し、緩めることなく行っていくことが必要です。

まずは、青年会議所運動をより効果的に浸透させるために、メンバー一人ひとりが運動の発信者であるという意識を向上し、汗を流して身近な人や地域に知ってもらう必要があります。そして、地域から期待され続けられる団体であるために、どのような活動を展開しているのかを示すことで、地域に共感者が増え、その声が広がり大きな環となって幅広く波及するのです。そうすることで近江八幡青年会議所の魅力が市民に伝播し、近江八幡青年会議所の存在価値が、より一層高まります。さらに、地域に根差した団体となるために、受信力を強化し地域との相互理解を深めなければなりません。また先輩たちが築いてこられたネットワークを駆使し、時代に即した広報手段を用いて、「楽しく魅せ、惹きつける」共感型の広報を行うことで、お互いの距離が縮まり結束力の強化につながります。

我々、近江八幡青年会議所は、地域の人々とつながりをもち続けるため、賛同型の広報を展開してまいります。

 

拡大委員会

青年会議所運動の賛同者を拡大し続けることは、組織の根幹であり、メンバー一丸となって取り組まなければならない最も重要な課題の一つと言えます。青年会議所には、40歳で卒業し単年度で組織が入れ替わるという明確な規則があります。それは、時代に即した運動を展開するために、常に新陳代謝を繰り返す団体だからなのです。近年、近江八幡青年会議所も会員の減少が慢性的に問題となり、最盛期には100名を超えていたメンバーも現在は半数以下となっています。先輩諸兄より受け継がれてきた近江八幡青年会議所を継続的に発展させるには、このまちを良くしようとする同志が必要だと考えます。

まず、まだ見ぬ同志を増やすために、拡大活動とは組織を単に維持するためではなく、未来のまちを切り拓く人財を増やす活動であるという意識を、会員一人ひとりが高めなければなりません。そして先輩諸兄とけじめを持って交わることで、その中でしか得られない知識、見識は必ずや自分自身の成長に繋がり、そこから得られるネットワークが会員拡大につながると考えます。さらに、既存の拡大手法のみならず、常に新しい手法を模索しメンバー同士で情報を共有し実践しなければなりません。また会員一人ひとりが近江八幡青年会議所の魅力の語り部となるために、一人でも多くの同志と切磋琢磨し、人としての魅力を高め信頼できる仲間を作りましょう。そうすることで、より広い視野を持つことができ、より価値のある運動を展開することができるでしょう。

我々が、自分たちのできることを考え、実践することで周りが情熱を感じ、共感を呼び、運動をはじめる仲間ができるのだと考えます。同じ価値観をもった同志が一人でも多くなることで、まちに対して影響力や発信力が高まります。このまちの未来を切り拓くために拡大活動を展開してまいります。

 

未来創造委員会

我々の住むまちは、世帯数こそ増加傾向にありますが単独世帯の増加により地域のつながりが希薄化しています。また高齢化に伴う地域コミュニティーの担い手不足は、地域全体で支えあう機能を低下させています。そしてITの加速度的普及によるコミュニケーションの変化は、人と人とが対話する機能を低下させ、子供たちの自ら考えて挑戦する心や、人々とのつながりの中で思いやる心をもち、何かを成し遂げていく機会を減少させています。近年我々は、まちの魅力や社会の仕組みを学び、愛郷心を育む事業を展開してまいりました。教育現場では教わらないことを我々が教える学び舎となり、子供たちの未来を考え、社会で生き抜く心を育むことが必要だと考えます。

まずは自身の住むまちの未来を、より魅力的なものにするために、子供たちにまちの魅力を触れて知ってもらうことで愛郷心をさらに育みます。そして、他者への敬意と感謝の心を青少年時代から培うため、コミュニケーションの中から道徳心を養っていかなければなりません。その心を育成することで子供たちの元気と笑顔が溢れ、地域の活力となり、まちが輝き続けられ地域の発展につながるのです。また我々も愛郷心と道徳心を伝えていく立場として、産学官の方向性をしっかりと確認し連携を強化し、学んでいかなければなりません。子供たちが互いを尊重し友情を築き合う姿や、最後まで成し遂げる姿を、目の当たりにしたとき、子供たちとの時間は、我々にとっても貴重な経験となり、得られるものが必ずあります。地域を輝かせ、我々に新しい学びをくれる子供たちは、このまちの最大のたからなのです。

先輩諸兄のひとづくりの思いを継承しながら、未来を創る次世代の心を育成し、子供たちが未来に向かって夢と希望を抱くことのできる事業を展開してまいります。

 

会員研修委員会

ITの加速度的普及に伴い、情報が簡単に入手できる反面、思考力の低下が問題となっています。また会員は必要な情報を活かせず、自分自身が成長できる機会を逃しているのではないでしょうか。情報が氾濫する時代において必要な情報を取捨選択し、物事を客観的に見る力を養わなければなりません。我々は、まちの未来を担う青年経済人として、このまちで生活し社業に勤しむ上で、地域を活性化していけるかどうかは死活問題であります。責任世代である私たちは社業に従事し全力で取り組み、社業を発展させることが責務であり、会員同士が互いに切磋琢磨していき、あらゆる場においてリーダーとしての役割を担っていくには、会員の資質向上が必要です。

まずは、青年経済人として問題を解決する能力を向上するには、時代に即した情報を収集し、固定観念を捨て考えることが必要です。そして我々が魅力あるリーダーとなるためには、物事を柔軟に捉え多角的な考え方を持たなければなりません。さらに組織としての底上げを図るために、自分ができるから、してあげるのではなく、できるよう導くことで、互いの個としての能力が高まります。集団の中で自分の役割を素早く察知して実践する力が重要なのです。また、地域の経済が活性するために、それらで培った胆識を社業で活かすことで、充実した社業となり、まちづくり運動にも真摯に取り組めるという好循環が生み出せるのです。そして、組織をより強固なものとするために、理念やビジョンを考えることで、主体者意識を持った創造性のあるリーダーになれると考えます。このようなリーダーの言動には力があり、より効果的に地域や社業にも浸透し、共感を呼ぶことが出来ます。青年会議所での修練と実践によって、青年経済人として会員一人ひとりが地域社会に必要な人材になっていくことが青年会議所運動のひとつであり、大きな存在価値であると考えます。

個の成長が組織の進化に繋がり、組織の進化こそ地域の繁栄に繋がると確信し、魅力ある青年経済人となれるように活動を展開してまいります。

 

ブロック大会特別委員会

第48回滋賀ブロック大会は一般社団法人近江八幡青年会議所が2010年以来、8年という歳月を経て主管します。我々が主管するブロック大会はどのような大会になるのかを県内外の同志はもとより、関係諸団体や先輩諸兄の方々も期待され注目されています。機は熟しました。滋賀ブロック協議会の一年間の集大成でもあるブロック大会を成功させるためには、滋賀ブロック協議会と連携を強化し、近江八幡青年会議所が団結力と行動力を発揮することが必要なのです。

「滋賀はひとつ」を合言葉に明るい豊かな社会の実現のため、運動展開している滋賀ブロック11LOMのメンバーがLOMの垣根を越え、一堂に会する歴史ある大会を主管できることは、我々近江八幡青年会議所にとって大きな喜びであるとともに、さらなる成長の場となります。そして、近江八幡青年会議所の存在を県内外各地青年会議所の志を同じくする同志や行政、関係諸団体に発信できる絶好の機会であると考えます。また我々の住まうまちには、豊かな自然、歴史や伝統を有します。それらを活かして、近江八幡青年会議所だからできる滋賀ブロック大会にしましょう。さらに、近江八幡の地で開催できることに誇りを持ち取り組むことで、滋賀ブロック協議会の思いが伝播し、絆が深まるのだと確信しています。そして、そこから得られる経験や新しい気づきが自分自身の成長をさらに加速させ、今後の近江八幡青年会議所のメンバーの底上げにつながると考えます。人生の基盤である40歳までの貴重な時期に主管できる大会だからこそ、広い視野を持ち全身全霊で取り組み、滋賀ブロック協議会との信頼関係を深め、「滋賀はひとつ」となるために活動を展開してまいります。

 

結びに

我々が今、しなければならないのは、原点に戻るということなのではないでしょうか。「世のため、人のためは自分のため」他人を思いやることこそが人間の根幹であると思います。自問自答をしてください。今まで人に優しかったですか。今まで地域の未来を憂い行動できましたか。今まで自分に厳しかったでしょうか。先人たちの想いを汲み取り、責任世代である我々が能動的に行動し、しっかりと次世代につなげ継承していくことが、今我々に課された使命であります。我々はまだ人生の半分も生きてはいません。残りの人生で、今この瞬間が一番若いのです。今を一生懸命にできない人間に輝かしい未来はありません。地域のために、社業のために、そして家族のために。その気持ちを持って未来を憂いて行動していくことは、自分のために必ずや返ってきます。一歩ずつ前に、歩を進めることで動き出します。動き出せば景色が変わります。その景色は新鮮で刺激的なものとなり、必ず人生の糧となります。私は、人に必要とされることで生きがいを感じます。近江八幡青年会議所が地域の人々や先輩諸兄から信頼され、必要とされる団体であり続けるため、そして初心を貫き、自身の住まうまちが明るい未来となるよう、馳せる思いを心に刻み近江八幡青年会議所が一丸となって、一年間全力で邁進致します。

 

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